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【募集中】建築家宮脇檀設計|1979年ヴィンテージハウス|横浜市青葉区|不動産売買

  • tontontorinosu
  • 10月28日
  • 読了時間: 3分

建築家、宮脇檀の設計した建物が売却中とのことです。

これは鳥の巣でもぜひ取り上げてみたいなと思い、不動産情報として書いてみることにしました。


こちらの写真は、Googleストリートビューからの抜粋です。
こちらの写真は、Googleストリートビューからの抜粋です。

こちらの建物はまだ売主様が居住中とのことなので、実は私自身まだ見ることができていません。その為、売主様側の不動産管理業者にお送りいただいた写真をもとに、頭の中でイメージを膨らませます。


写真は管理業者提供
写真は管理業者提供

自分の書棚には、気がつけば宮脇さんの本がたくさん並んでいましたので3冊ほどピックアップして手元に取ってみました。

住宅建築2006年5月号(建築資料研究社)、同じく住宅建築2009年4月号(建築資料研究社)、目を養い手を練れ(彰国社)など。

「目を養い手を練れ」は、今もたまに見返します。自分が手書きで図面やエスキスを書いているときに大切にしていることのベースが詰まっていますので、建築初学の方や学生、建築に興味がある方はお勧めの本です。


写真は管理業者提供
写真は管理業者提供

宮脇さんの作品の中で有名なボックスシリーズ。その中でも菅野ボックスがとても好きですが、それが1971年築とのこと。宮脇さんは1936年の生まれなので、35歳前後で作られたというのが衝撃的でした。


そして、今回の建物が1979年築ということは43歳頃の建物で、数々のボックスシリーズを世に出した後の作品ということになります。建物自体は2025年時点で築46年なので、それなりに経年の劣化部分はあるかもしれません。


写真は管理業者提供
写真は管理業者提供

でも写真を見る限り、売主様はとても大事にされてきたのだろうというきれいな状態と、不動産広告には必ず「宮脇檀設計」と入れるようにという指示があるくらいなので、建築家への思い入れやそれを理解いただける方に住み継いでほしいという思いがあるのではないかと思います。


写真は管理業者提供
写真は管理業者提供

本や雑誌をめくってると、宮脇さんは口八丁手八丁と各所に書いてあります。そういえば先輩建築家が、宮脇さんが芸大の教授に決まったけれど、公表前にいろいろな人に言いふらし、取り消しになった。なんてエピソードを言っていたことを思い出しました。

でも、築45年以上建っても建物は愛されているので、建てている建物はやはり本物なのですね。


写真は管理業者提供
写真は管理業者提供

間取りは1階にLDとK。そして水まわりに、洋室がひと部屋あります。2階は15帖の大きな洋室と約9.5帖の洋室。普通のファミリーでも住める間取りが嬉しいです。


写真は管理業者提供
写真は管理業者提供

青葉台は東急田園都市線の急行停車駅で単体の駅でありながら、デパートや商店が多く並び、また周辺は素敵な建物も多いエリアです。

少し足を延ばせば緑の多い寺家町があり、アーティストや作家が多く活動している場所もあります。


写真は管理業者提供
写真は管理業者提供

私自身、建築家永田昌民さんや天野太郎さん(設計は武藤章さん)などの建物を仲介したことがあり、購入した場合の良さも大変さもわかっているつもりですが、こういった建物は簡単に壊されることなく、良い方に住み継いでいただけたら嬉しいです。


写真は管理業者提供
写真は管理業者提供

写真は管理業者提供
写真は管理業者提供

写真は管理業者提供
写真は管理業者提供


【不動産の概要】

所在地:神奈川県横浜市青葉区

価格:6,980万円

権利:所有権

土地:178.80m²(公簿)宅地

建物:119.16m²(公簿)36.04坪

築年:1979年9月

階数:2階建

構造:木造・鉄筋コンクリート造亜鉛メッキ銅板葺

交通:東急田園都市線「青葉台」駅 徒歩16分

都市計画:市街化区域

用途地域:第1種低層住居専用地域

接道:南側:公道約4.5m、東側:公道約6.5m

建ぺい率:50%、容積率:80%

高度地区:第1種高度地区

設備:公営水道/公共下水/都市ガス/床暖房

現況:居住中

引渡時期:相談

備考:契約不適合責任及び設備修補責任免責

修補履歴:外壁塗装、浴室交換(令和6年7月頃)/擁壁補修工事(令和3年11月頃)など


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